黄色背景部分が前年シーズンからの変更
新採点システムと旧採点方法
旧採点方法と言われる6.0点満点方式
各プログラムの採点方法についてですが、2004~05年 シーズンまでは、6.0点を満点とする採点方法(旧採点方法)が適用されていました。
2005~06年シーズンからは、今の採点方法に完全に移行されました。以前は、「New Judging System(新採点システム)」と呼ばれていましたが、最近は、「International Judging System」と呼ばれているようです。ISUの規定のもとに行われています。
ルール改正が行われるタイミング
基本的な採点方法に変更はありませんが、2年ごとにルール改正が行われます。オリンピックシーズンの翌年シーズンと、その2年後になります。(細かな修正は毎年あります。)
総合得点=ショート+フリー
各種目の競技会には2つのプログラムがあります。男女シングルとペアの場合はショートプログラムとフリースケーティングの2つ、アイスダンスの場合はリズムダンスとフリーダンスの2つです。
ショートとフリーの2つのプログラムは、音楽・衣装・振り付け全てが違うプログラムです。競技が行われるのも別の日となります。
ショートとフリーの2つのプログラム、それぞれに得点が付けられ、それを足したものが最終的な総合得点になります。この得点により、順位が決められます。ショートプログラムで1位になっても最終順位が4位であれば、メダルはもらえません。ただし、世界選手権には「スモールメダル」というものがあり、各プログラムの上位3名に最終的なメダルとは別に小さなメダルが贈られます。
総得点=技術点+演技構成点−減点
フィギュアスケートの採点方法を簡潔に述べると、大きく3つの種類の点数の足し引き「技術点+演技構成点−減点」になります。最終的には、下記のような形になります。
総合得点 | ||||
SP(SD)総得点 Total Segment Score(TSS) | ||||
技術点(テクニカル エレメンツ) Technical Element Score(TES) | ||||
+ | ||||
演技構成点(プログラム コンポーネンツ) Program Component Score(PCS) | ||||
– | ||||
減点(ディダクション) Deductions(Ded) | ||||
+ | ||||
FS(FD)総得点 Total Segment Score(TSS) | ||||
技術点(テクニカル エレメンツ) Technical Element Score(TES) | ||||
+ | ||||
演技構成点(プログラム コンポーネンツ) Program Component Score(PCS) | ||||
– | ||||
減点(ディダクション) Deductions(Ded) | ||||
なお総合得点が同点だった場合は、フリースケーティングまたはフリーダンスの得点が高い選手が上位になります。