[ルール]採点方法/フィギュアスケート演技構成点の採点の流れ

演技構成点の採点の流れ

演技構成点(Program Component Score)技術点(Technical Element Score)GOE(Grade of Execution:出来栄え点)の判定と同じ演技審判が判定します。演技審判は最大で9人までと決められています。

基本的な判定の流れはGOEの判定と同様です。ただし、演技構成点はプログラム全体を通しての得点となるので、演技終了後に判定することになります。

演技構成点を算出する手順を下記にまとめます。

  1. 9人のレフリーが、10点満点を0.25点刻みで演技構成点を判定する。
  2. 9人のレフリーから事前に抽選で2人が除外。計7人になる。
  3. 7人のレフリーの中で、5つの項目ごとに最大値と最小値を除外。計5人になる。
  4. 5人のレフリーの点数を変換し、平均点を算出する。
  5. 5つの項目ごとの演技構成点となる。
  6. 5つの項目それぞれに演技構成点の係数を掛けて合算する。
  7. 最終的な演技構成点となる。

演技構成点の基準

演技構成点は10点満点を0.25点刻みで判定します。その判定の基準を下記にまとめます。

点数 内容
10 Out-Standing(突出している) >95%
9 Out-Standing(突出している) 90%
8 Very Good(とても良い) 80%
7 Good(良い) 70%
6 Above Average(平均を上回る) 60%
5 Average(平均的である) 50%
4 Fair(見込みがある) 40%
3 Week(劣っている) 30%
2 Poor(悪い) 20%
1 Very Poor(とても悪い) 10%
0 Extremely Poor(非常に悪い) 10%>