[ルール]スピン要素/姿勢・入り方・回転数などで判定されるレベル

黄色背景部分が前年シーズンからの変更

スピン要素のレベル特徴

スピンの基礎点は、5段階のレベルにより決定します。2011年シーズンまでは4段階、2004年シーズンまでは3段階のレベル判定でした。

下記項目の中から、1項目該当すれば「レベル1」、2項目該当すれば「レベル2」、3項目該当すれば「レベル3」、4項目以上該当すれば「レベル4」と判定されます。

1 難しいバリエーション(下記の制限内であれば行われるごとに数える)
2 ジャンプにより行われる足換え
3 スピンの中で足を換えずに行われるジャンプ
4 足を換えずに行われる難しい姿勢変更
5 スピンへの難しい入り方
6 シット姿勢またはキャメル姿勢レイバック姿勢ビールマン姿勢での明確なエッジの変更(シット姿勢の場合にはバック・インサイドからフォア・アウトサイドのみ)
7 (1回目の)足換え後の足で3基本姿勢すべてを行う
8 シット姿勢またはキャメル姿勢でのただちに続けて行う両方向のスピン
9 キャメル姿勢、シット姿勢、レイバック姿勢、ビールマン姿勢での明確な回転速度の増加
10 姿勢/バリエーション、足、エッジを変更せずに少なくとも8回転(キャメル、レイバック、基本姿勢の難しいバリエーション、非基本姿勢の難しいバリエーション(スピン・コンビネーションのみ))
11 フライング・スピン/フライング・エントランス・スピンにおけるフライング・エントリーの難しいバリエーション(明確化も参照のこと)
レイバック・スピンに対する追加的な特徴項目
12 バックからサイドまたはその反対への1回の明確な姿勢変更。それぞれの姿勢で少なくとも2回転ずつ。(ほかのスピンの一部分としてレイバック・スピンが行われた場合も数える)
13 レイバック・スピンからのビールマン姿勢(SP–レイバック・スピンで8回転してから)
備考
特徴「2–9、11-13」を数えるのは、プログラム中で(最初に試みられた)一度のみである。特徴「10」を数えるのは、プログラム中で一度のみである(ただし、成し遂げられた最初のスピンにおいてのみであり、このスピンの中で、左右いずれの足でも8回転が行われた場合は、スケーターの有利になるようにどちらか一つを数える)。
基本姿勢での難しいバリエーションは、いずれのカテゴリーもプログラム中で(最初に試みられた)一度のみ数えられる。非基本姿勢での難しいバリエーションが数えられるのはスピン・コンビネーションだけであり、プログラム中で(最初に試みられた)一度のみである。
いずれの足換えを伴うスピンでも、一方の足で獲得することができる特徴の数は最大2個である。

スピン要素のレベル明確化

スピン要素のレベル判定は、下記内容で明確化されています。

姿勢

姿勢変更なしのスピン 「姿勢変更なしのスピン」では別の基本姿勢が2回転を超えて行われた場合、「姿勢変更なし」のスピンの要求が満たされず「スピン・コンビネーション」とみなされる。しかし、スピンを終了するためのアップライト姿勢は、スケーターが難度や美しさ等を高めることなくただ単にファイナル・ワインドアップを行っているだけの場合に限り、回転数にかかわらず別姿勢とはみなされない。
基本姿勢で2回転に満たないスピン・コンビネーション ショート・プログラムでは、スピン・コンビネーションで2回転以上ある基本姿勢が1姿勢のみで、他のどの姿勢も2回転未満の場合、レベルはない(無価値)。

フリー・スケーティングでは、スピン・コンビネーションが試みられたのがはっきりと分かったものの結果的に2回転以上ある基本姿勢が1つしかない場合、テクニカル・パネルにより無価値のスピン・コンビネーションとしてコールされる。

(1回目の)足換え後の足で3基本姿勢すべてを行うスピン・コンビネーション スピン・コンビネーションでは、レベルの特徴として数えられるためには、(1回目の)足換え後の足で3基本姿勢すべてが行われなければならない。この特徴は足換えによって中断することなく行われた場合にのみ与えられ、2回目の足換え以降には与えられない。
2基本姿勢のみのスピン・コンビネーション 2回転以上回っている基本姿勢を2つのみ含む足換えありまたは足換えなしのスピン・コンビネーションは、2回転以上回っている基本姿勢を3つすべて含むスピン・コンビネーションと比べてより低い基礎値になる。対応する基礎値はSOVの「V」の欄に記載されたとおりである。
略号およびコールの手順 3つまたは2つの基本姿勢がある足換えありまたは足換えなしのスピン・コンビネーション(例えばレベル4)の略号は、基本姿勢が3つの場合、「CCoSp4」および「CoSp4」であり、基本姿勢が2つの場合、「CCoSp4V」および「CoSp4V」であり、コールは「スピン・コンビネーション足換えあり/(足換えなし:コールせず)、レベル4」または「スピン・コンビネーション足換えあり/(足換えなし:コールせず)、レベル4V」となる。
足を換えずに行われる難しい姿勢変更 この特徴は、ある基本姿勢から異なる基本姿勢への変更を、非基本姿勢を確立せずに行うものであり、かなりの力、技術およびコントロールを要し、姿勢の変更を行う能力に影響を与えるものである。姿勢変更中は連続的な動作が行われなければならない。姿勢変更を行うのにジャンプを含んではならない。変更前後のそれぞれの基本姿勢は2回転ずつ保持しなければならない。
難しいとみなされない姿勢変更 姿勢変更がテクニカル・パネルにより「難しい」とみなされない場合、後のスピンで評価されうる。
バックからサイドまたはその反対への明確な姿勢変更(レイバック・スピン) この変更がレイバック姿勢またはサイドウェイズ・リーニング姿勢を維持したまま行われた場合に限り、特徴は与えられる。それぞれの姿勢で少なくとも2回転ずつが要求される。

スピンへの入り方

難しい入り方 「スピンへの入り方」とはスピンのすぐ前の準備として定義され、スピンの始めの段階を含んでも良い。入り方がスピンのバランス、コントロール、実行にかなりの影響を与えるものでなければならない。

意図されたスピンの基本姿勢に最初の2回転以内に達しなければならない。この姿勢としては基本姿勢または(スピン・コンビネーションにおいてのみ)非基本姿勢が可能である。

通常のバックワード・エントランスはもはや難しい入り方とはみなされない。

スピンへの入り方がテクニカル・パネルによって「難しい」とみなされなければ、トランジションとみなされ「難しい入り方」の特徴は依然としてその後のスピンで評価されうる。

難しい入り方とフライング・エントランス 入り方が「難しい」かつ「フライング」の場合、「フライング」の特徴のみが評価される。

通常のフライング・キャメルへの難しい入り方はレベルの特徴として数えられず、この場合の「難しい入り方」は使用したとみなされない。

フライング・スピン/フライング・エントランス・スピンにおけるフライング姿勢の難しいバリエーション フライング・エントリーの特徴は、はっきりと分かるジャンプがあり空中姿勢が実際に難しい場合にのみ認められる。意図された基本姿勢に着氷後の最初の2回転以内に達しなければならない。
難しい空中姿勢は(これに限定されないが)次のものを含む:フライング・シット・スピン/フライング・シットから入るスピンでは、空中での完全なシット姿勢(で、高さがあり、全体の動作がコントロールされているもの)、空中でのオープン・バタフライ姿勢で着氷後ただちにシット姿勢をとるもの:フライング・キャメル・スピン/フライング・キャメルから入るスピンでは、明確なバタフライ・エントランスや、空中でほぼスプリットとなる姿勢。通常のフライング・キャメルの入り方を行っていても、(別のスピンで行う)難しいフライング・エントランスを特徴として数えることができる。

バリエーション

簡単なバリエーション 姿勢の簡単なバリエーションとは、身体の部分すなわち脚、腕、手、頭の動きが体幹部のバランスに影響を与えていないものである。
簡単なバリエーションを行っても、レベルは上がらない。
難しいバリエーション 「難しいバリエーションとは、身体の部分すなわち脚、腕、手、頭の動きがより大きな肉体的強さまたは柔軟性を要し、体幹部のバランスに影響を与えるものである。

いかなる難しいバリエーションも数えられるためには2回転保持しなければならない。

これらのバリエーションだけがレベルを上げる。

難しいバリエーションのカテゴリー 難しいバリエーションには11カテゴリーがある。

キャメル姿勢としては肩のラインの方向を基にして3カテゴリーがある。
– (CF) キャメル・フォワード:肩のラインが氷面と平行になっている
– (CS) キャメル・サイドウェイズ:肩のラインを氷面と垂直な位置にまでひねっている
– (CU) キャメル・アップワード:肩のラインを氷面と垂直な位置を超えてひねっている

シット姿勢としてはフリー・レッグの位置を基にして3カテゴリーがある。
– (SF) シット・フォワード:フリー・レッグが前方にある
– (SS) シット・サイドウェイズ:フリー・レッグが側方にある
– (SB) シット・ビハインド:フリー・レッグが後方にある

アップライト姿勢としては胴の位置を基にして3カテゴリーがある。
– (UF) アップライト・フォワード:胴が前方に倒れている
– (US) アップライト・ストレートまたはサイドウェイズ:胴が真っ直ぐであるまたは 側方に傾いている
– (UB) アップライト・ビールマン:ビールマン姿勢

レイバック姿勢としては1カテゴリーがある。
– (UL) アップライト・レイバック

非基本姿勢としては1カテゴリーがある。
– (NBP)

クロスフット・スピン 「クロスフット・スピン」は、体重を左右の足に均等にかけ、両足で回転しなければならない。クロスフット・スピンが正確に行われればアップライト姿勢の難しいバリエーション(US)とみなされ、レベルを上げるための1つの特徴に数えられる。クロスをする前に片足で3回転することは必要ではない。
ビールマン姿勢 「ビールマン姿勢」は、スケーターのフリー・レッグが後方から頭より高く頭の天辺に向けて引き上げられ、スケーターの回転軸近くに位置している姿勢であるとき、アップライト姿勢の難しいバリエーション(UB)となる。他の難しいスピンバリエーションのカテゴリーと同様に、ビールマン姿勢は1つのプログラム(ショートまたはフリー)の中で最初に試みられた一度のみ数えられる。

フリー・スケーティングにおいて、(少なくとも2回転ある)レイバック姿勢で開始しアップライト・ビールマンのバリエーションに続くスピンは、依然としてレイバック・スピンとコールされる。

シット・サイド 「シット・サイド」の姿勢は、身体の部分すなわち脚、腕、手、頭の動きがより大きな肉体的強さまたは柔軟性を要し、体幹部のバランスに影響を与える難しいバリエーションも含まなければならない。
ウィンドミル ウィンドミル(イリュージョン)は、非基本姿勢の難しいバリエーション(NBP)としてみなされ、レベルの特徴として数えられるためには、少なくとも続けて3回行われなければならない。

ウィンドミル(イリュージョン)は、最初に試みられた一度のみ、非基本姿勢の難しいバリエーション、スピンへの難しい入りまたは難しい姿勢変更のレベル特徴とみなされる。この動作には肉体的強さまたは柔軟性があり、体幹部のバランスに影響を与えるもので なければならない。

繰り返し どのカテゴリーの基本姿勢における難しいスピンバリエーションも、プログラム中で(最初に試みられた)一度のみ数えられる。非基本姿勢の難しいバリエーションは、プログラム中で(最初に試みられた)一度のみスピン・コンビネーションにおいて数えられる。
繰り返されたバリエーションにおける特徴 ショート・プログラムとフリー・スケーティングにおいて、一度難しいスピンバリエーションが試みられて同じカテゴリーの難しいバリエーションが行われるとそのバリエーションは数えられないが、それでもこの難しいバリエーションに付随するいかなる特徴も数えられる。
試みるとは何か? 難しいバリエーションは、そのバリエーションが数えられるか否かの事実にかかわらずバリエーションを行っていることがはっきりと分かるとき、試みたとみなされる。
基本姿勢および非基本姿勢における類似のバリエーション スピン・コンビネーションの非基本姿勢の難しいバリエーションが基本姿勢で行われた難しいバリエーションとよく似ている場合、これらのバリエーションのうち後に行われたものがレベルの特徴として数えられない。
フリー・レッグの落下 キャメルの難しいバリエーションの準備をする間にフリー・レッグが長々と下がる場合には、それでも該当するレベル特徴は与えられるが、ジャッジはGOEの減点を適用する。
基本姿勢に達するまでが長すぎる スケーターが単一姿勢のスピンで必要な基本姿勢に達するのに長時間かかる場合、同様の減点が適用される。

同じ足でのジャンプと回転速度の増加

スピン中の同じ足でのジャンプ いかなるスピンにおいても、スピン中に同じ足で踏み切って着氷した明らかなジャンプは、スケーターが着氷後の最初の2回転以内に基本姿勢に達した場合にのみ特徴として数えられる。

このジャンプの空中姿勢に要求されることはないが、明らかなジャンプでなければならない。そのジャンプは「かなりの力を要する」場合にのみ、レベル特徴とみなされる。

このジャンプはショート・プログラム、フリー・スケーティングともに必要最少回転数の前に行っても特徴とみなされる。

回転速度の増加 キャメル姿勢、シット姿勢、レイバック姿勢またはビールマン姿勢において、一旦その姿勢が確立された後に明らかに回転速度が増した場合には、レベル特徴とみなされる。

回転速度の増加は、1つの基本姿勢の中または基本姿勢の中でバリエーションへと移行するときにのみ数えられる。1つの基本姿勢から別の基本姿勢への移行時に回転速度が増加した場合は、レベルの特徴として無効である。

エッジおよび回転方向

明確なエッジの変更 明確なエッジの変更は次の場合にのみ特徴として数えられる。
-シット姿勢(バック・インサイドエッジからフォア・アウトサイドエッジのみ)
-キャメル姿勢
-レイバック姿勢
-ビールマン姿勢
他のいかなるエッジの変更の試みも無視され、別の場所で評価されうる。フライングの着氷後すぐの段階または踏み込んですぐの段階(主にフラットからエッジに乗る場合や、スリー・ターンを行っている場合など)はエッジの変更を試みたとみなされない。

明確なエッジの変更が特徴として数えられるためには、同じ基本姿勢内(シットまたはキャメルまたはレイバックまたはビールマン)で、一方のエッジで少なくとも2 回転行い、続いて他方のエッジで少なくとも2 回転行うことが必要である。アップライト姿勢または非基本姿勢でのエッジの変更はレベルの特徴には数えない。

エッジの変更がレベルを上げる特徴として数えられるのは、ショート・プログラムのスピンで一度、フリー・スケーティングのスピンで一度のみである。

両方向への回転 両方向(時計回りと反時計回りまたはその逆順)へのスピンがシット、キャメル、または2つの姿勢の組み合わせでただちに続けて行われた場合、特徴として数えられる。各回転方向において少なくとも3回転が必要である。両方向(時計回りと反時計回り)に行われたスピンは1つのスピンとみなされる。

回転数

8回転 姿勢/バリエーション、足またはエッジを変更せずに少なくとも8回転すると、成し遂げられた最初のスピンにおいてプログラムで1回のみレベル特徴として数えられる。このスピンの中で左右いずれの足でも8回転が行われた場合は、テクニカル・パネルによってスケーターの有利になるようにどちらか1つを数えられる。

8回転が特徴として数えられるには、次の条件で行われなければならない。
-キャメル姿勢、レイバック姿勢、あらゆる基本姿勢の難しいバリエーション (すべてのスピンにおいて)
– 非基本姿勢の難しいバリエーション (コンビネーション・スピンにおいてのみ)

足換え

同じ足で回転し続ける スピンにおける足換えは、「左右それぞれの足で回転すること」を意味する。スケーターが同じ足で回転したままの場合には、足換えを伴うスピンとはみなされない。
簡単な足換え 例えば、踏み換え、小さなホップといった簡単な足換えはさほど強さや技術を必要とせず、レベルを上げない。
ジャンプによって行われる足換え このような足換えは、スケーターが着氷後の最初の2回転以内に基本姿勢に達した場合にのみ特徴として数えられる。

このジャンプの空中姿勢に要求されることはないが、明らかなジャンプでなければならない。そのジャンプは“かなりの力を要する”場合にのみ、レベルの特徴とみなされる。

足換えの時のトウアラビアン フリー・スケーティングにおいてのみこの足換えは許され、ジャンプによって行われた足換えとみなされるが、レベルの特徴として数えられる。

ショート・プログラムで行う場合、この足換えはエラーとみなされレベルの特徴としては数えられず、「フリー・フットの氷面への接触」というISUガイドラインに従いGOEが減点される。

2回目の足換え 足換えを伴うスピンにおいて2回目の足換えは(試みられた場合)ショート・プログラムでは許されず(間違った要素)、フリー・スケーティングでは、レベルを上げる特徴としては数えない。
回転軸が離れすぎる(単一姿勢のスピンおよびスピン・コンビネーション) 足換えありのスピンにおいて、第1部分の後に出(エグジット)のカーブがあり、第2部分への入り(エントリー)のカーブもある場合、次のような結果となる。
-ショート・プログラム:そのスピンは要求を満たさず、無価値となる。
-フリー・スケーティング:スピンの2 つめの部分は無視され、その要素は足換えなしの単一姿勢のスピンまたは足換えなしのスピン・コンビネーションとなる。

第1部分の後に出(エグジット)のカーブがあるだけまたは第2部分への入り(エントリー)のカーブがあるだけの場合、「拙劣に行われた足換え」として結果的にGOEで減点される(足換えとともに回転方向の変更を行う場合はこの減点は関係しない)。

足換えありのスピンでの片足における特徴の数 スケーターが一方の足で獲得することができる特徴の数は最大2個である。

難しい入り方の特徴は、足換え前の足に割り当てて数えられる。「ジャンプによって行われた足換え」および「両方向へのスピン」および「(1回目の)足換え後の足で基本3姿勢すべてを行う」の特徴は、足換え後の足に割り当てて数えられる。クロスフット・スピンの特徴は、クロス姿勢が開始される足に割り当てて数えられる。

足換えありの単一姿勢のスピン:一方の足が基本姿勢で2回転に満たない 足換えありの単一姿勢のスピンが行われたときに、連続した 2回転以上回っている基本姿勢が一方の足のみにあり、連続した2回転以上回っている基本姿勢がもう一方の足にはない場合、そのスピンは次のようになる。
ショート・プログラムでは「無価値」
フリー・スケーティングでは「V」の記号が付く

SOV

Vの記号 Vの記号は次の4つの状況でのみ獲得される。
 1) (足換えなしで1姿勢のみの)フライング・スピンで、ステップ・オーバー(宙に浮かないでまたいでいる状態)の場合や、はっきりと分かるジャンプがない場合。
 2) スピン・コンビネーションで、基本姿勢が2つしかない場合。
3)すべての足換えありのスピンで、一方の足が3回転に満たない場合(フリー・スケーティングのみ)。
 4) 単一姿勢の足換えありのスピン:一方の足の基本姿勢が2回転に満たない場合(フリー・スケーティングのみ)。

CCoSpで基本姿勢が2つしかなく一方の足が3回転に満たない場合や、足換えありの単一姿勢のスピンで一方の足の基本姿勢が2回転に満たず一方の足が3回転に満たない場合には、「V」の記号が獲得される。複数エラーがあるこれらのケースは、ジャッジのGOEに反映される。