黄色背景部分が前年シーズンからの変更
目次
フィギュアスケートにおけるジャンプの減点対象
フィギュアスケートのジャンプ要素では、基礎点(Base Value:ベースバリュー)が減点されるまたは基礎点が0点になる場合(No Value:ノーバリュー)と、基礎点自体には影響がなくGOE(Grade of Execution:出来栄え点)でマイナスされるケースの2つがあります。
基礎点に影響があるジャンプの違反要素
基礎点に影響があるジャンプの違反要素は、主に3種のジャンプの違反要素になります。
- ジャンプの回転不足
- ジャンプの踏切違反
- ジャンプの繰り返し違反
これらジャンプの違反要素が行われた場合は、ジャンプ要素の基礎点(Base Value:ベースバリュー)が減点、または基礎点が0点(No Value:ノーバリュー)にされてしまいます。
違反か否かは技術審判が判断します。演技終了後に採点が発表されるまで時間がかかる場合がありますが、それはこの基礎点判定を違反が行われていないかも含めて確認作業等が行われ、採点に時間がかかっているということです。
GOEに影響があるジャンプの違反要素
GOE(Grade of Execution:出来栄え点)でマイナスされるような影響がある、ジャンプのミスの一部です。
- 転倒
- 両足着氷(ツーフット)
- ステップアウト(ステッピングアウト)
- オーバーターン(オーバーローテーション)
- タッチダウン(お手付き)
ジャンプの回転不足
フィギュアスケートのジャンプは、3/4回転以上で着氷した場合はその回転数の基礎点が認められますが、3/4回転に満たない回転数の場合は回転不足として基礎点(Base Value:ベースバリュー)が減点されてしまいます。
① 回転認定範囲
回転開始地点から終了地点まで回りきる1回転に対して、3/4回転以上が行われていれば回転は認められます。つまり、4回転ジャンプは3回転と3/4回転以上行っていれば認められるということです。
回転が認められれば、定められたジャンプの基礎点(Base Value:ベースバリュー)が100%得点として加点されます。
② アンダーローテーション
回転開始地点から終了地点まで回りきる1回転に対して、1/2回転以上は回転しているが3/4回転未満と判断される場合が、アンダーローテーションと呼ばれる回転不足のジャンプです。
プロトコルでは、実際に行われた各要素(エレメンツ)の基礎点の右側に「<」マークが表示されます。
アンダーローテーションの基礎点(Base Value:ベースバリュー)は、減ぜられた基礎値(BV)が得点として加算されます。基礎点一覧表の項目「基礎点V」が、このアンダーローテーションの場合のBV基礎点となります。
2018年シーズンからは「基礎点V」という表記はなくなり、「<」マークの基礎点項目の行がついされました。また、小数点第2位まで基礎点表記がされました。
2017年シーズン
基礎点 | 基礎点V | |
---|---|---|
1回転のトウループ(1T)の場合 | 0.4点 | 0.3点 |
4回転のトウループ(4T)の場合 | 10.3点 | 8.0点 |
2018年シーズン
基礎点 | 基礎点V | |
---|---|---|
1回転のトウループ(1T)の場合 | 0.40点 | 0.30点 |
4回転のトウループ(4T)の場合 | 9.50点 | 7.13点 |
③ ダウングレード
回転開始地点から終了地点まで回りきる1回転に対して、1/2回転未満で着氷していると判断される場合が、ダウングレードと呼ばれる回転不足のジャンプです。
プロトコルでは、実際に行われた各要素(エレメンツ)の基礎点の右側に「<<」マークが表示されます。
ダウングレードの基礎点(Base Value:ベースバリュー)は、1回転少ないジャンプの基礎点が与えられます。4回転トウループのダウングレードは、3回転のトウループの基礎点と同じ得点となってしまいます。
ジャンプの踏切違反(エッジエラー)
フィギュアスケートの競技会では、6種類のジャンプの種類の使用が認められています。その6種類のジャンプを、ジャンプを踏み切る際に使用しているエッジが、インサイドなのかアウトサイドなのか、左右のどちらの足で踏み切るのかで区分けします。
ジャンプの名称 | 滑走→踏切 |
---|---|
トウループ | 後向きで右足のアウトサイドエッジ ↓ 左足のトウを突いてジャンプ |
サルコウ | 後向きで左足のインサイドエッジ ↓ そのまま(左足のインサイドエッジ)でジャンプ |
ループ | 後向きで右足のアウトサイドエッジ ↓ そのまま(右足のアウトサイドエッジ)でジャンプ |
フリップ | 後向きで左足のインサイドエッジ ↓ 右足のトウを突いてジャンプ |
ルッツ | 後向きで左足のアウトサイドエッジ ↓ 右足のトウを突いてジャンプ |
アクセル | 前向きで左足のアウトサイドエッジ ↓ そのまま(左足のアウトサイドエッジ)でジャンプ |
ここで注目して欲しいのは、フリップジャンプとルッツジャンプです。フィギュアスケートのジャンプの中で、フリップジャンプとルッツジャンプは大変識別するのば難しいジャンプです。
どちらも同じ左足で後向きに滑り、右足のトウを突いてジャンプを踏切ます。違いは踏切る際の左足が、インサイドエッジかアウトサイドエッジかという点のみです。
このフリップジャンプとルッツジャンプの踏切のエッジに違反があると、ジャンプの踏切違反(エッジエラー)として基礎点を減点されてしまいます。
フリップジャンプの踏切違反
反時計回りの回転の場合、フリップは後ろ向きで左足のインサイドエッジで滑り、右足のトウをついて跳ぶジャンプです。
このフリップジャンプにおいて、正しいインサイドエッジではなくアウトサイドエッジで踏切ることはジャンプの踏切違反(エッジエラー)となります。
プロトコルでは、ジャンプの踏切違反が行われたフリップジャンプの要素(エレメンツ)は通常の「F」ではなく「Fe」と明記されます。
ジャンプの踏切違反の場合、基礎点(Base Value:ベースバリュー)は、減ぜられた基礎値(BV)が得点として加算されます。基礎点一覧表の項目「基礎点V」が、このジャンプの踏切違反の場合のBV基礎点となります。
踏切違反が見受けられる「アテンション」
ジャンプの踏切違反(エッジエラー)とまでいかないものも、踏切に違反が見受けられる場合は「アテンション」という扱いになります。プロトコルでは「!」マークが表示され、GOE(Grade of Execution:出来栄え点)でマイナスの採点となります。
ルッツジャンプの踏切違反
反時計回りの回転の場合、ルッツは左足のアウトサイドエッジで後ろ向きに滑り、右足のトウをついて跳ぶジャンプです。
このルッツジャンプにおいて、正しいアウトサイドエッジではなくインサイドエッジで踏切ることはジャンプの踏切違反(エッジエラー)となります。
プロトコルでは、ジャンプの踏切違反(エッジエラー)が行われたルッツジャンプの要素(エレメンツ)は通常の「Lz」ではなく「Lze」と明記されます。
ジャンプの踏切違反の場合、基礎点(Base Value:ベースバリュー)は、減ぜられた基礎値(BV)が得点として加算されます。基礎点一覧表の項目「基礎点V」が、このジャンプの踏切違反(エッジエラー)の場合のBV基礎点となります。
基礎点の算出は2017年シーズンの基礎点で行なっています。2018年シーズンからは「基礎点V」という表記はなくなり、「e」マークの基礎点項目の行がついされました。また、小数点第2位まで基礎点表記がされました。
踏切違反が見受けられる「アテンション」
ジャンプの踏切違反(エッジエラー)とまでいかないものも、踏切に違反が見受けられる場合は「アテンション」という扱いになります。プロトコルでは「!」マークが表示され、GOE(Grade of Execution:出来栄え点)でマイナスの採点となります。
基礎点の算出は2017年シーズンの基礎点で行なっています。2018年シーズンの基礎点でも、計算方法は同じです。
ジャンプの回転不足&踏切違反
ここまでで説明したジャンプの違反要素、回転不足と踏切違反を同時に行ってしまうことがあります。その場合は、さらに基礎点(Base Value:ベースバリュー)の減点が課せられます。
ジャンプの回転不足と踏切違反の場合、基礎点(Base Value:ベースバリュー)は、減ぜられた基礎値(BV)が得点として加算されます。基礎点一覧表の項目「基礎点V」が、このジャンプの踏切違反の場合のBV基礎点となります。
ジャンプの繰り返し違反
フィギュアスケートには、ジャンプの繰り返し違反という規定があります。別名をザヤックルールと呼びます。
ザヤックルールは何のためにあるのか?
フィギュアスケートには、ジャンプの繰り返し違反、別名ザヤックルールが存在します。
ザヤックルールは、アメリカ人女子フィギュアスケータのエレイン・ザヤック選手の名前が語源です。1982年の世界フィギュアスケート選手権で優勝した際のジャンプ構成が批判されたためです。
1982年の世界フィギュアスケート選手権で、エレイン・ザヤック選手は3回転ジャンプを合計6回成功させます。その6回のうち4回が、最も得意なトウループジャンプ、残りの2回がサルコウジャンプという構成でした。 準優勝した前年の1981年の世界フィギュアスケート選手権でも、7回成功した3回転ジャンプのうち4回がトウループジャンプ、2回がサルコウジャンプ、1回がループジャンプという構成でした。
このようなジャンプの種類より出来栄えを重視した構成は、得意なジャンプのみを行い苦手なジャンプを避ける構成で、バランスの取れたウェルプログラム(素晴らしいプログラム)とは言えません。少ない種類のジャンプより、多くの種類のジャンプを成功させる方が高度な技術とされ、評価されるべきだからです。
こういった経緯を経て、フィギュアスケートにはジャンプの繰り返し違反という規定が設けられるようになりました。
ショートプログラムのジャンプの繰り返し違反
男女シングルのショートプログラムでは、3つのジャンプが行われます。
- アクセルジャンプ
- ステップからのソロ・ジャンプ
- ジャンプ・コンビネーション
ショートプログラムでは「同じジャンプは2回使用できない」というジャンプの繰り返し違反規定があります。ただし、ジャンプ・コンビネーションは同種類でも構いません。(例えば、「4T+3T」「3Lo+3Lo」など。)
プロトコルでは、実際に行われた各要素(エレメンツ)の基礎点の右側に「*」マークが表示されます。
ジャンプの繰り返し違反が行われると、繰り返されたジャンプのみ基礎点が0点となってしまいます。
ショートプログラムでジャンプの繰り返し違反の例
過去の競技会で、ショートプログラムでジャンプの繰り返し違反が該当したケースを紹介します。
ソロジャンプで4T試みるも3Tに…
- ジャンプ・コンビネーション:4S+3T
- ソロ・ジャンプ:3T*
- アクセルジャンプ:3A
このケースの場合、1つ目のジャンプ・コンビネーションで「4S+3T」が行われています。2つ目のソロ・ジャンプで、1つ目のジャンプ・コンビネーションのセカンドジャンプに使用した「3T」が繰り返し行われており、違反に値します。
この様なケースな男子シングルで多々発生します。男子シングルのショートプログラムでは、4回転ジャンプが多く行われます。4回転ジャンプを試みるも、3回転になってしまうこともあります。
このケースも、2つ目のソロ・ジャンプで4回転トウループを試みましたが、結果的には3回転トウループになってしまいました。これが、結果的にはジャンプの繰り返し違反となってしまいました。本来であれば、2つ目のソロ・ジャンプの「3T」は基礎点「4.3点」が与えられますが、繰り返し違反で「0点」となってしまいます。
フリースケーティングのジャンプの繰り返し違反
ショートプログラムと違い、フリースケーティングでは多くのジャンプ要素が行われます。下記の条件を踏まえて男子は最大で7つ(2017年シーズンまでは8つ)、女子は最大で7つのジャンプ要素が認められています。
-
- 1つはアクセル型ジャンプでなければならない。(または含まなければならない。)
- ジャンプ・コンビネーションまたはジャンプ・シークェンスは、最大3回まで。
- 3連続のジャンプ・コンビネーションは、そのうち1つまで。
- ジャンプ・シークェンスは、そのうち1つまで。
- ジャンプはいかなる回転数、いかなる種類でも良い。
- いかなるダブル(2回転)も、全部で2回を超えて含んではならない。
- すべてのトリプル(3回転)およびクワドラプル(4回転)のうち、2種類のみを2回行うことができ、2回行ったうちの少なくとも1つがジャンプ・コンビネーションまたはジャンプ・シークェンスでなければならない。(2017年シーズンまで)
- すべてのトリプル(3回転)およびクワドラプル(4回転)のうち、2種類のみを2回行うことができる。その2種類の繰り返しのうち,1種類のみクワドラプル(4回転)を繰り返すことができる。2回行ったうちの少なくとも1つがジャンプ・コンビネーションまたはジャンプ・シークェンスでなければならない。(2018年シーズン以降)
2回目をジャンプ・コンビネーションまたはジャンプ・シークェンスにできなかった繰り返し違反(2017年シーズンまでの規定による例)
フリースケーティングの場合、全てのトリプル(3回転)およびクワドラプル(4回転)ジャンプのうち、2種類のみを繰り返すことができ、繰り返す場合にはジャンプ・コンビネーションまたはジャンプ・シークェンスの中でなければならない、という規定があります。(2017年シーズンまで)
このジャンプの繰り返し違反(繰り返したジャンプをジャンプ・コンビネーションまたはジャンプ・シークェンスにできなかった)をしてしまった場合、両方とものジャンプがソロ・ジャンプとして数えられますが、これらのジャンプの2つめに記号「+REP」が付けられ、本来の基礎値の70%の値を四捨五入して小数点以下2桁まで求めたものが得点として与えられます。
3回以上の繰り返しまたは3種類以上のジャンプの繰り返し違反(2017年シーズンまでの規定による例)
3回以上のジャンプの繰り返し違反、または3種類以上のジャンプの繰り返しが行われると、ショートプログラムのジャンプの繰り返し違反と同様に、繰り返されたジャンプのみ基礎点が0点(no value)となってしまいます。
さらに、フリースケーティングでは2回転のジャンプの繰り返し違反も規定があります。いかなるダブル(2回転)も、全部で2回を超えて含んではならない、という規定です。これにより、3回転ジャンプの失敗による2回転ジャンプと、ジャンプ・コンビネーションまたはジャンプ・シークェンスの中で行われる2回転ジャンプ、これらの繰り返しにも注意を払う必要があります。
このような繰り返し違反による基礎点が0点(no value)のジャンプ要素は、プロトコルでは、実際に行われた各要素(エレメンツ)の基礎点の右側に「*」マークが表示されます。
フリースケーティングでジャンプの繰り返し違反の例(2017年シーズンまでの規定による例)
過去の競技会で、フリースケーティングの繰り返し違反が該当したケースを紹介します。
2回目にコンビネーションを試みるも失敗…
- 4S
- 4S+REP
- 3A
- 4T
- 3A+REP
- 3F+3T
- 3Lo
- 3Lz+2T+2Lo
これは男子シングル選手のフリースケーティングです。
1つ目のジャンプで「4S」を成功させますが、2つ目のジャンプで「4S」を転倒してしまいます。予定では「4S+3T」または「4S+2T」を狙っていましたが、残念ながらジャンプ・コンビネーションにすることが出来ませんでした。
5つ目のジャンプの「3A」も同様で、3つ目のジャンプで「3A」を成功しているので、5つ目は「3A+3T」または「3A+2T」を予定していました。しかし、こちらも残念ながらジャンプ・コンビネーションにすることが出来ませんでした。
その結果、2つ目の「4S」と5つ目の「3A」は、どちらも「+REP」となり、本来の基礎値の70%の値を四捨五入して小数点以下2桁まで求めたものが得点として与えられます。
このように、2回目の同じ種類のジャンプをジャンプ・コンビネーションやジャンプ・シークェンスにすることが出来ないと、予定していた基礎点を下げる結果となってしまいます。
コンビネーションのセカンドを3Tに出来ず2Tを3回跳んでしまった…
- 3Lz
- 2A
- 3F+2T+2Lo
- 3Lo
- 3Lz+2T
- 3S
- 2A+2T*
これは女子シングル選手のフリースケーティングです。
このケースは「2T」を3回跳んでしまうというジャンプの繰り返し違反です。結果的には、7つ目のセカンドジャンプ「2T*」は跳びすぎ違反となり、基礎点が0点となってしまいました。
このケースの場合、3回跳んでしまっている「2T」を何に変更すれば違反を取られずに済むでしょうか?
最も基礎点が高い回避方法は、3回跳んでいる「2T」のどれかを「3T」に変更することです。このジャンプ構成の場合は「3T」は一度も挑んでいないので、繰り返し違反になることもありません。
次に基礎点が高い回避方法は、3回跳んでいる「2T」のどれかを「2Lo」に変更することです。3つ目のサードジャンプで「2Lo」を一度跳んでいますが、2回までは繰り返すことが可能になるので、もう一つ増やしても繰り返し違反には当たりません。
基礎点は微々たるものですが、3回跳んでいる「2T」のどれかを「1T」に変更しても回避できます。微々たる基礎点ではありますが、0点になるよりは良い結果となります。
頑張りすぎの跳びすぎもNG…
- 3F+3T
- 3Lz
- 3Lo
- 3F
- 2A+2T+2T
- 3S+3T
- 2A+3T*+REP
これは女子シングル選手のフリースケーティングです。
これはジャンプを跳びすぎてしまったために、繰り返し違反とされてしまったケースです。
まず、ジャンプ・コンビネーションの数を見てみましょう。このケースの場合、1つ目と5~7つ目、合計4つのジャンプ・コンビネーションが行われています。「ジャンプ・コンビネーションまたはジャンプ・シークェンスは、最大3回まで」という規定に違反してしまっています。結果、最後に行われた7つ目のジャンプ要素は、ジャンプ・コンビネーションではなくソロ・ジャンプの扱いとなります。
また、このケースは「3T」を3回跳んでいるので「すべてのトリプル(3回転)およびクワドラプル(4回転)のうち、2種類のみを2回行うことができる」という規定にも違反しています。
このように、一見するとたくさんのジャンプを跳んでいて評価されるかと思いきや、跳びすぎてしまって点数にならないというケースもあります。
他にも、予定されていたジャンプ要素を演じ途中で変更したり、失敗したりすることで、ジャンプの繰り返し違反に該当してしまうケースもあります。選手はジャンプの繰り返し違反にならないように、演技中も常に計算しながら滑っているのです。
GOEに影響があるジャンプの違反要素
GOE(Grade of Execution:出来栄え点)でマイナスされるような影響がある、ジャンプのミスの一部です。
転倒
転倒は「(スケーターがスケートのコントロールを失い)エッジ以外の部分で体重の大部分を支える」状態を指します。軽く手をついてしまう程度のいわゆる「お手付き」は転倒にはなりません。
男女シングルの転倒による減点
男女シングルの転倒による減点は、転倒した回数により減点される点数が異なります。
- 1度から2度目の転倒:-1.00点
- 3度から4度目の転倒:-2.00点
- 5度目以上の転倒:-3.00点
両足着氷(ツーフット)
正しいジャンプは片足での着氷となりますが、両足着氷(ツーフット)は「ジャンプの着氷が両足になってしまう」状態を指します。
ステップアウト(ステッピングアウト)
ステップアウト(ステッピングアウト)は「ジャンプの着氷の際に着氷のランディングポーズを取る前にフリーレッグを踏み出してしまう」状態を指します。
オーバーターン(オーバーローテーション)
オーバーターン(オーバーローテーション)は「ジャンプの着氷の際にランディングで乱れ氷上でターンしてしまう」状態を指します。
タッチダウン(お手付き)
タッチダウン(お手付き)は「ジャンプの着氷の際にランディングで片手またはフリーフットが表面に触れてしまう」状態を指します。