目次
18-19シーズン/男子シングル各スピン要素のGOE最高得点
2018年シーズンの男子シングルスピンの基礎点(Base Value:ベースバリュー)とGOEの関係を考察して見ました。どのスピンの種類が一番高いGOEを獲得てきたのか、シーズンGOE最高得点の基礎点(Base Value:ベースバリュー)における割合を割り出しました。
スピンの種類 | 基礎点 | 成功数 | 成功人数 | シーズンGOE最高得点 | シーズンGOE最高得点の基礎点における割合 |
---|---|---|---|---|---|
USp4 | 2.40 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
LSp4 | 2.70 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
CSp4 | 2.60 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
SSp4 | 2.50 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
FUSp4 | 2.90 | 3回 | 2人 | 0.99 | 34.1% |
FLSp4 | 3.20 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
FCSp4 | 3.20 | 131回 | 45人 | 1.33 | 41.6% |
FSSp4 | 3.00 | 65回 | 17人 | 1.20 | 40.0% |
(F)CUSp4 | 2.90 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
(F)CLSp4 | 3.20 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
(F)CCSp4 | 3.20 | 51回 | 13人 | 1.42 | 44.4% |
(F)CSSp4 | 3.00 | 139回 | 50人 | 1.24 | 41.3% |
CoSp4 | 3.00 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
CCoSp4 | 3.50 | 247回 | 71人 | 1.60 | 45.7% |
FCoSp4 | 3.00 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
FCCoSp4 | 3.50 | 47回 | 22人 | 1.35 | 38.6% |
レベル4のスピン、GOE得点が0点以上となった場合を算出いたしました。
男子シングルSP必須要素の足替えキャメルスピンor足替えシットスピン
男子シングルショートプログラムで必須要素となる単一姿勢の足替えスピン、足替えキャメルスピンか足替えシットスピンのどちらかを選択する必要があります。結果から見ると足替えシットスピンが多く選択されているようです。
ただシーズンGOE最高得点の基礎点における割合が高いのは、足替えキャメルスピンという結果になっています。レベル4の基礎点も足替えキャメルスピンの方が高いので、難易度は高いがしっかりとレベル4を取得し、高いGOEを稼げれば得点源にできるという強みがあります。
男子シングルSP必須要素の単一姿勢のフライングスピン
先ほどの単一姿勢の足替えスピンとは異なる基本姿勢のフライングスピンを選択する必要があるため、自ずとフライングキャメルスピンの選択が多くなります。足変えスピンと同じように、フライングスピンもシットスピンよりキャメルスピンの方が、GOE最高得点の基礎点における割合は高くなるという結果でした。
18-19シーズン/女子シングル各スピン要素のGOE最高得点
2018年シーズンの女子シングルスピンの基礎点(Base Value:ベースバリュー)とGOEの関係を考察して見ました。どのスピンの種類が一番高いGOEを獲得てきたのか、シーズンGOE最高得点の基礎点(Base Value:ベースバリュー)における割合を割り出しました。
スピンの種類 | 基礎点 | 成功数 | 成功人数 | シーズンGOE最高得点 | シーズンGOE最高得点の基礎点における割合 |
---|---|---|---|---|---|
USp4 | 2.40 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
LSp4 | 2.70 | 196回 | 60人 | 1.35 | 50.0% |
CSp4 | 2.60 | 9回 | 4人 | 0.85 | 32.7% |
SSp4 | 2.50 | 11回 | 7人 | 0.68 | 27.2% |
FUSp4 | 2.90 | 1回 | 1人 | 0.08 | 2.8% |
FLSp4 | 3.20 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
FCSp4 | 3.20 | 143回 | 54人 | 1.37 | 42.8% |
FSSp4 | 3.00 | 76回 | 30人 | 1.03 | 34.3% |
(F)CUSp4 | 2.90 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
(F)CLSp4 | 3.20 | 3回 | 1人 | 0.41 | 12.8% |
(F)CCSp4 | 3.20 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
(F)CSSp4 | 3.00 | 4回 | 1人 | 0.86 | 28.7% |
CoSp4 | 3.00 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
CCoSp4 | 3.50 | 260回 | 73人 | 1.65 | 47.1% |
FCoSp4 | 3.00 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
FCCoSp4 | 3.50 | 66回 | 34人 | 1.40 | 40.0% |
レベル4のスピン、GOE得点が0点以上となった場合を算出いたしました。
女子シングルではレイバックスピンが大きな得点源となるスピン
男子シングルと女子シングルの、ショートプログラムにおける必須スピン要素に違いがあります。
男子シングルは、足替えキャメルスピンまたは足替えシットスピンを選択する、単一姿勢の足替えスピンが必須要素となっております。
女子シングルは、レイバックスピン、サイドウェイズリーニングスピン、シットスピン、キャメルスピンの4つの中から選択する単一姿勢のスピンが必須要素となっております。2015年シーズンまでは、レイバックスピンかサイドウェイズリーニングスピンのどちらかしか選択できませんでしたが、2016年シーズンより、キャメルスピンとシットスピンの選択も可能となりました。
以前はレイバックスピンかサイドウェイズリーニングスピンの選択だったこと、またレイバックスピンの基礎点が高いことも影響し、レイバックスピンを選択する女子選手が多い事がよくわかります。GOE最高得点の基礎点における割合も、レイバックスピンが最も高くなっています。
男女を比べるとスピンでは女子がレベルとGOEを獲得できている
スピンの種類 | 基礎点 | 男女 | 成功数 | 成功人数 | シーズンGOE最高得点 | シーズンGOE最高得点の基礎点における割合 |
---|---|---|---|---|---|---|
USp4 | 2.40 | 男子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
女子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% | ||
LSp4 | 2.70 | 男子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
女子 | 196回 | 60人 | 1.35 | 50.0% | ||
CSp4 | 2.60 | 男子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
女子 | 9回 | 4人 | 0.85 | 32.7% | ||
SSp4 | 2.50 | 男子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
女子 | 11回 | 7人 | 0.68 | 27.2% | ||
FUSp4 | 2.90 | 男子 | 3回 | 2人 | 0.99 | 34.1% |
女子 | 1回 | 1人 | 0.08 | 2.8% | ||
FLSp4 | 3.20 | 男子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
女子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% | ||
FCSp4 | 3.20 | 男子 | 131回 | 45人 | 1.33 | 41.6% |
女子 | 143回 | 54人 | 1.37 | 42.8% | ||
FSSp4 | 3.00 | 男子 | 65回 | 17人 | 1.20 | 40.0% |
女子 | 76回 | 30人 | 1.03 | 34.3% | ||
(F)CUSp4 | 2.90 | 男子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
女子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% | ||
(F)CLSp4 | 3.20 | 男子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
女子 | 3回 | 1人 | 0.41 | 12.8% | ||
(F)CCSp4 | 3.20 | 男子 | 51回 | 13人 | 1.42 | 44.4% |
女子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% | ||
(F)CSSp4 | 3.00 | 男子 | 139回 | 50人 | 1.24 | 41.3% |
女子 | 4回 | 1人 | 0.86 | 28.7% | ||
CoSp4 | 3.00 | 男子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
女子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% | ||
CCoSp4 | 3.50 | 男子 | 247回 | 71人 | 1.60 | 45.7% |
女子 | 260回 | 73人 | 1.65 | 47.1% | ||
FCoSp4 | 3.00 | 男子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% |
女子 | 0回 | 0人 | 0.00 | 0.0% | ||
FCCoSp4 | 3.50 | 男子 | 47回 | 22人 | 1.35 | 38.6% |
女子 | 66回 | 34人 | 1.40 | 40.0% | ||
合計 | – | 男子 | 683回 | 220回 | 1.60 | – |
女子 | 769回 | 265回 | 1.65 | – |
ショートプログラムにおける男女のスピン必須要素の違いがあるので、男女で選択するスピン要素に若干の違いはあります。ただ、フライングキャメルスピンやスピン・コンビネーション、男女ともに多くトライされているスピン要素で比較を行うと、女子選手の方が多くレベル4を獲得できており、GOE最高得点の基礎点における割合も高くなっております。
男女で全てのレベル4獲得スピン要素の成功数と成功人数を比較しても、女子の方が男子より多く成功しているという結果があります。男女で比較をした際、スピン要素で多くの得点を獲得できているのは、女子選手という結果になりました。