[最新情報]2018年シーズンからのルール変更/ジャンプ基礎点

男子シングルのフリーのジャンプ数は8個から7個に減少

2018年シーズンから、男子シングルのフリースケーティングで行うことが可能なジャンプ要素は、8個から7個に減少されました。女子シングルと同じジャンプ要素の数になったとも言えます。

  • 男子シングルFS:8個→7個

男子シングルフリースケーティングのプログラム要素の詳細はこちら

ジャンプの基礎点が全体的に減少

2018年シーズンから、ジャンプの基礎点が全体的に減少されました。特にクワドラプル(4回転)ジャンプの基礎点が大きく減少されています。2017年シーズンと2018年シーズンの、主なジャンプ要素の基礎点変更をまとめました。

要素 記号 旧基礎点 新基礎点 増減
2アクセル 2A 3.30 3.30 -0.00
3トウループ 3T 4.30 4.20 -0.10
3サルコウ 3S 4.40 4.30 -0.10
3ループ 3Lo 5.10 4.90 -0.20
3フリップ 3F 5.30 5.30 -0.00
3ルッツ 3Lz 6.00 5.90 -0.10
 
3アクセル 3A 8.50 8.00 -0.50
4トウループ 4T 10.30 9.50 -0.80
4サルコウ 4S 10.50 9.70 -0.80
4ループ 4Lo 12.00 10.50 -1.50
4フリップ 4F 12.30 11.00 -1.30
4ルッツ 4Lz 13.60 11.50 -2.10
4アクセル 4A 15.00 12.50 -2.50

ジャンプ要素の基礎点の詳細はこちら

演技後半のジャンプボーナスが制限

2018年シーズンから、演技後半に行われたジャンプ要素のボーナスには制限がつけられました。

ショートプログラムではプログラム後半に行われたジャンプ要素のうち最後の1つのジャンプ要素のみ、フリースケーティングではプログラム後半に行われたジャンプ要素のうち最後の3つのジャンプ要素のみとなります。

  • ショートプログラム:最後の1つのジャンプ要素のみ
  • フリースケーティング:最後の3つのジャンプ要素のみ

後半のジャンプについての詳細はこちら

FSでの同種類のクワドリピードは1回までに制限

2018年シーズンから、フリースケーティングでの同種類のクワドリピードは1回までに制限されました。

フリースケーティングではすべてのトリプル(3回転)およびクワドラプル(4回転)のうち、2種類のみを2回行うことができます。その2種類の繰り返しのうち,1種類のみクワドラプル(4回転)を繰り返すことができるという制限が付け加えられました。

これにより、同種類の4回転ジャンプは1開始か繰り返すことが不可能となったため、複数種類の4回転ジャンプを跳べる選手が有利とも言えます。

ジャンプ要素の繰り返し違反についての詳細はこちら